デジタルサイネージを導入するときに必要となる設備は、種類によって異なります。スタンドアローン型と言われる単体で使用できるものは、最低限モニタとUSBメモリがあれば利用できるようになります。静止画の表示など利用が制限されますが、初めて使うときには便利です。よく見るデジタルサイネージは、画面が時間ごとに切り替わるようなものですが、そのためにはスライドショーができるようなパソコンのシステムも必要となります。
表示する方法を凝ったものにするためにはセットトップボックスと呼ばれるシステムが必要です。パソコンと同じですがデジタルサイネージに特化した作りになっていて、用意されたデータを表示する方法を規定の中から選ぶことができます。ハードディスクレコーダーと同じような形状で、HDMIケーブルで接続します。ネットワーク型を利用する場合は、ネットワーク環境を構築する必要です。
セットトップボックスをネットワークに接続し、リアルタイムで遠隔でデータの書き換えが可能です。複数の場所に設置しているような場合には不可欠な設備と言えます。インターネットを介して行われるデータの送受信は、使用料が発生することにも注意が必要です。ただし月額で3000円程度で利用できることが多いので、それほど負担にならないかもしれません。
あとはメンテナンス費用なども考えて保守点検プログラムなどを用意してる場合もあります。もしものときに動かない時間を短くするためには必要と言えます。